こんにちは。ぜんこうです。
先日、知多市の古民家をお持ちのお客様から、古民家再生のご相談を受けて、現地調査に行ってきました。
建物自体は昭和初期と年数も経っており、増築、改築などをその時代、その時代で行っていたというお話の通り、複雑に入り組んでいる建物となっていまし
た。
まずは、既設の平面図の落とし込みからスタートです。
スタート当初は、ぜんこうが寸法をあたり、相方(嫁さん)が用紙に書き込んでいたのですが。。。。複雑すぎてギブアップ。
私が書き込んでいきますので、お写真お願いしますとバトンタッチです。
ベースは農家型なのですが、改装がされているので、元がどうだったのかが、なかなか判別がつきずらい状況でした。
また、階段が3カ所あり、各々上がった先ではつながっていない、摩訶不思議な間取り。 今まで出会ったことがありませんでした。
続いて、高さを確認です。地面(GL)や床から桁天端までの高さを確認し、構造材の寸法などもあたっていきます。
それを図面に落とし込んでいきました。
そして、いざ征かん。 床下へ。
床下は、コンクリートが打設されており、乾燥状態が維持出来ていました。 古民家や古い家の大敵はしろありです。そのしろありが嫌がるものというのが
床下の乾燥です。 この地方では、シロアリというばヤマトシロアリになりますが、ヤマトシロアリであれば、床下の乾燥状況を維持してあげれば、よっぽ
ど大丈夫です。
コンクリートが打設されているせい(おかげ)で、床下空間がめっちゃ狭い。。。。
30cmくらいしかないところをはいつくばって、移動を行います。
写真をパシャ→移動→パシャ→移動を繰り返していきます。
転回するスペースも隙間もないため、這いつくばりながら、バックをしていく難行です。
何とか、潜った場所に戻ってきました。
すると奥様とお母さんがお出迎え。
「すごーい。ありがとうござます」 と感謝の言葉を頂きました。
10時から、15時半までかかる長丁場でした。
また図面とお写真をまとめて、お持ちさせて頂きたいと思います。